『この世界の片隅に』を読みました
今日、仕事の休憩時間中に、『この世界の片隅に』のマンガ版を読んでいて、
泣きそうになってやばかったです。
映画については、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で、はじめてみました。
基本、人がたくさん死んだり怪我したりする映画が好きではないです。
なので、敬遠していたのですが、この前、友人夫婦(通称・コアラ夫妻)に勧められて、みたのですが、めちゃくちゃよかったですね。
マンガでじっくり読むと、映画をみたときに気づかなかった部分について、気づくことができて、とてもよかったです。
たとえば、すずさんが言う居場所というのは、「なぜ私が生き延びたのか」という話でもあったんだなあとか。(あらためて考えると、当たり前の話なんですが)
PS4とTravis strikes againを買いました
去年の11月くらいにSwitch liteを買いました。
久々の家庭用ゲーム機で、MoonとWitcher 3とポケモンをプレイしていたのですが、
ゲームにハマってしまいました。
ゲームは、フロー体験というか、没頭している時間にスッと入れるからいいですね。
めっちゃ気持ちいいです。
Switchを買う前に気づけばよかったのですが、どっちかというと、
Swithのゲームタイトルに比べて、PS4のゲームタイトルの方が私の興味を惹きそうなものが多いですね。
まあWitcher 3で洋ゲーへの趣味が開拓されたのが大きいですが。
なので、思い切ってPS4を買っちゃいました。昨日届いたので、PS Onlineでいくつかゲーム買いました。クリスマス~お正月セールをやっていて安かったし。
(というか、Witcher 3もかなり安くなっていてショック。PS版は買わないけど)
その一つがTravis strikes again。これは、Wiiで出たNo More Heroesの続編で、3作目ですね。
Travis Strikes Again: No More Heroes Complete Edition (【特典】オリジナルステッカー 同梱) - PS4
- 作者:
- 出版社/メーカー: マーベラス
- 発売日: 2019/10/17
- メディア: Video Game
SUDA 51さんというディレクター(?)がつくっているのですが、彼のゲームは独特で大好きです。とくに、私はKiller7とNo more heroes 1が大好きですね。
好きなところをいくつか列挙すると
- 映画作品とか音楽差品とかをいっぱい引用・参照etc.するところ。この作品でいえば、三池崇史監督が大好きなビショップというキャラクターが出てきたり、明らかにターミネーターみたいなところが出てきたりします。なんとなくタランティーノっぽいと思っている。
- ふざけたストーリーや設定。No More Heroes1の場合だと、全米殺し屋ランキング1位をなんとなく目指すことになるのですが、全米殺し屋ランキングってなんやねんって感じですよね。*1
- なんだかんだでかっこよくまとめる映像センス。いろいろとふざけた設定があったりとか、今回も途中で実写映像を挿しはさんだりしていますが、そこらへんをうまくまとめて、1つのゲーム作品として成立させ、そして、なんだかんだかっこよくキマっているのですごいです。
今回のTravis strikes againなのですが、SUDAさん節が炸裂しています。
SUDA作品だと、他の作品のキャラ(もしくは、ぽいキャラ)が登場する事が多いのですが、
オープニングでいきなりKiller 7のダン・スミスが出てくるし。というか、2Pキャラ的なBadmanはKiller7小説版のキャラですね。(1Pでも選択できるけど)
SUDAさん的なものを求めている人は満足できると思います。
ただ、肝心のゲームプレイですけど..... とにかく雑魚戦がめんどくさいです。
ボス戦はキャラも立っていて、立ち回りも個性があり、けっこう強くて楽しいのですが..... 今回はTravisたちはゲーム世界に入って、ザコ敵はゲームのBugなのですが、ゲームのBugという設定が原因ですかね...... ぜんぜん倒すモチベーションがわかないです。
しかも、ザコ敵がけっこう強いし、多いので、つらいです。
率直に言って、Trailerをみたときから、あんま戦闘は楽しくなさそうだなと思ってしまったので、「ゲームの中の世界ですよ」という箱庭感がだめなのかもしれないです。
まあ他の人はぜんぜん気にならないのかもしれないですが。
Travis Strikes Again: No More Heroes - Complete Edition - Announcement Trailer [PLAYSTATION 4 | PC]
まだ途中なので、そのうち楽しくなってくるかもですが、とにかくボスに行くまではだるいので、
難易度を下げてプレイするか悩み中です。
膝が痛い
最近、走ると右膝が痛いです。
(歩くのは平気)
原因は早朝ランニングですね。
ダイエットしようと思って、12月2週目くらいから23日目くらいまで、
ほぼ毎日6km走っていました。
たぶん
- お遍路さんに行ったときに、8kgくらいの荷物を背負って、20kmくらい歩いたり、友人の重い荷物をもったりした
- 働きはじめてから、体重が10kg以上増えた
ということが背景になっています。
年末年始は、帰省したのでランニングをサボっていて、今朝久しぶりに走ったのですが、まだ痛いですね。
対策としては
- 食生活が偏りまくっていると、膝が痛くなったことがあったので、サプリを飲む
- 膝サポーターをつけてランニングしてみる
- 整骨院に行く
というのを考えています。
仕事関係上、平日は整骨院にいけなさそうなので、時系列的には
1→2→3の順番でためそうと思っています。
でも、効果としては3→2→1の順番で期待しています。
(どれが効果あるのかを切り分けるために、同時には試しません)
エアロバイクとかも試してみたけど、ランニングが一番簡単に汗をかけそうなので、
できれば毎日走りたいのですが.....
『ハリウッド白熱教室』読書会、完!
先程Skypeで実施していた『ハリウッド白熱教室』読書会が終わりました。
だいたい7ヶ月くらいかな。参加者のみなさんお疲れ様でした!
テキストはこれ。以前、NHKで放送されていたものを書籍化したやつ。
今回の読書会は、2つ目指していたことがありました。
- 哲学以外の読書会をやる
- イージーな読書会にする
1.については、もともと私は哲学を勉強していて、哲学の勉強会は学生時代から
経験があったけど、それ以外についてはほとんどやったことがなかったので、
どうなるのかをやってみたかったということ。知識の幅を個人的に広げたかったし。
2.については、社会人になってから、学生時代と同じようなやり方で読書会をやるのがきついと思っていた。難しい本をやったりすると、読書会時間が掛かったり、話についていくのが大変だったり。
以下のあたりを意識しつつ、読書会を運営していた(つもり)。
- 基礎的な知識を説明してくれる丁寧なテキストを選ぶ(難しいテキストにしない)
- 時間はきっちり2時間にして、途中で休憩を入れる
- 読書会の開催期間も終わりがみえるようにする
- みんなの歩幅を合わせるために、基本的な知識も説明する(映画監督とかを知っている前提にしない)
- しゃべりやすいように適宜話をふったり、雰囲気作りをする
まあまだまだ拙い点も多々あったと思うけど、上記のようなことを意識するのを
私はイージーな読書会と呼んでいる。ちょっとやり方として特殊なので、
認識合わせるために、初回は読書会のコンセプトについて話たりした。
密かにKPIとして、参加者の出席率みたいなのを気にしていたんだけど、
だいたい8人中6~7人は参加してくれていたので、結果としてはまあまあかなと思っている。各自スケジュールの都合もあるので、全員参加はなかなか実現難しいかなと。
イージー読書会はまだまだいろんな分野で続けていきたいなと思っています!
しばらくはとりあえず美術史と微分積分に集中するけれども、落ち着いたら
また別の読書会を企画するつもりなので、ぜひみなさん参加してください!
私としてはどんどん交友関係をひろげていきたいので、興味がある分野の読書会があれば、今まで交流のない人もぜひ参加してほしいっす。
『THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術』(ジェイ・ハインリックス)
通勤時間中に以下の本をちまちま読んで、読了したので感想をまとめておきますー。
だいたい2週間くらいはかかっていたっぽい。(遅い......)
この本でレトリックというのは、メタファーなどのことというよりは、弁論術。
弁論術とは、説得する技術を教えるもの。
著者が弁論術と言うとき、アリストテレスとかが言う弁論術を念頭に置いている。
ただ、注意しなければならないのは、弁論術が教えるのは、議論に勝つ方法についてではない。繰り返しになるけど、弁論術は説得の技術であり、説得とは相手を思い通りに動かす技術。
議論 は、 うまく やれ ば 聞き手 を 語り手 の 思う とおり に 動き たい 気持ち にさ せる もの。 それ に対して 口論 は、 相手 に 勝つ ため に する もの だ。 合意 を 得る ため に する のは 議論 で ある。
ジェイ・ハインリックス. THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術 (Kindle の位置No.495-496). 株式会社ポプラ社. Kindle 版.
まあ口論で勝っても、相手が思い通りに動くとは限らないよねっていう話。
口喧嘩に負ける代わりに、相手に歯磨き粉を持ってきてもらえるとすれば、
相手を思い通りに動かすという意味では、成功と言ってもいいだろう。
(というようなエピソードが最初の方に出てくる)
相手を思い通りに動かす技術というのをいろいろと本書は紹介してくれる。
とはいえ、きっちり学問的な裏付けをしてくれるタイプの著者じゃないので、
苦手な人は苦手かもしれないと思った。
(ハインリックスさんは編集者やコンサルタントの経験が豊富な人で、学者ってわけじゃなさそう)
ハインリックスさんの話が興味深いのは、ロジックだけではなく、話す人の人柄とか共感とかも重要だと言うところ。
アリストテレスにならって、ロゴスに関する技法と、エートスに関する技法と、
パトスに関する技法に、著者はわける。アリストテレス的に正確なところは、
著者も私もよくわからないが、それぞれ論理に関する技法、人柄に関する技法、
感情に関する技法みたいな感じで考えておけば、ここではよいだろう(と信じてます)。
で、とくに重要なのがエートスだという。つまり、人柄ってことだが、
たぶん聴き手から人柄を信頼してもらうということ。
エートスに関して、ハインリックスはいろいろとテクニックを紹介しているのだが、
たとえば価値観を共有しているように見せようというのがその1つ。
もし あなた が、 自分 の「 エートス」 を 説得 力 の ある「 徳」 と 結びつけ たい と 思う なら、 まずは 聴衆 の 価値観 を 知り、 その 価値観 を 共有 し て いる よう に 見せる こと が 必要 で ある ─ ─ そう、 たとえ 聴衆 が、 ひとり の むっつり と し た 10 代 の 子 で あっ ても。
ジェイ・ハインリックス. THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術 (Kindle の位置No.1302-1304). 株式会社ポプラ社. Kindle 版.
「この人は話の通じそうな人だな。この人の話を聴いてもいいな」と思ってもらって、
まずは心をひらいてもらう必要がある。いきなり違う意見をぶつけても、全然話を聞いてもらえないってことだと思う。
リンクしやすいページがなかったので、個別にググってほしいのだが、
営業さんのテクニックととしてイエスセットというのがある。
商談の時に「Yes」と答えてもらえる話を何回か振りましょうってやつのはず。
(営業さんじゃないので、やってみたことはないけど)
イエスセットもたぶん考え方は同じで、同じ価値観を共有しているということを
相手に示して、人柄を信頼してもらいましょうって感じ。
上記のような感じで、アメリカ大統領とか日常生活とかの事例をたっぷり混じえながら、
ハインリックスさんが実務経験で試してきたテクニックを紹介する本。
この本はコミュ力上げたい人とかにはおすすめできる。
論文とかは紹介してくれないので、このトピックに関して
科学的な知見が欲しい人にはあまりマッチしないかも。
あと、アリストテレスとかの参照箇所を示してくれるわけではないので、
そこらへん示してくれないとイライラする人はだめかも。
シロウト美術史読書会と『微分積分読本 1変数』読書会の参加者を募集しています~
以下の読書会について参加者を募集しています!
両方とも2019年4月以降にSkypeでやる予定なので、
ご興味あれば、お声がけください。
私は素人ですが、数学科卒の方と相談して、よさそうな本を選んだので、
本自体はばっちりかと!
もともと私は数学はかなり苦手なのですが、苦手意識だけでも克服したいな~と
ずっと思っていたので、チャレンジしてみます。
→こちらは定員埋まりました。
ありがとうございました。(2019/03/05追記)
美術史については、これも知人と相談してやろうとおもった読書会です。
今、映画学の読書会をやっていてもうすぐ終わるのですが、
なんか引き続きアート関連のやつやりたいなと思って企画しました!
美術については当然素人だし、もっというとそんな美術館も行っていないので、
この機会にもっと見に行くようになりたいです。